先日、わたしの誕生石であるターコイズ(トルコ石)のブレスレットを入手しました。
普段使いできるスグレモノです。
わたしは12月生まれなのですが、12月の誕生石といえば、ターコイズにラピスラズリと、大昔から美しい「青色」の象徴とされてきた石たちです。
絵画に使われる貴重な青も、これらの石を削ったものが使われました。
増えていた日本の誕生石
さて、そんな誕生石ですが、一昨年の暮れ、63年ぶりに改訂されていたのをご存知でしょうか。
10種類の石が、追加されたのです。
今回初めて知りましたが、「日本の誕生石」は、アメリカの宝石商組合が1958年に定めた誕生石が元になっていたそうです。
2021年の改定では、「統一された日本の誕生石」が定められたことになります。
従来のものに加えて、2月のクリソベリルキャッツアイ、3月のブラッドスストーンとアイオライト、4月のモルガナイト、6月のアレキサンドライト、7月のスフェーン、8月のスピネル、9月のクンツァイト、12月のタンザナイトとジルコンが仲間入りしました。
わが12月の誕生石が、ふたつも増えています。
やっぱり青いタンザナイト
タンザナイトは、1967年に発見されたものだそうで、「ゾイサイト」という鉱物名で知られる石です。
希少性が高く、タンザニアのメレラニ鉱山でしか産出されないのだとか。
「タンザナイト」の名付け親は、当時のティファニーの社長だったそうです。
偶然か必然か、このタンザナイトも青系の石ですね。
12月の誕生石のイメージカラーは青なんでしょうか。
実は、わたし、30年ほど前に、当時勤めていた会社の宝飾事業部で、このタンザナイトのピンキーリングを買っています。
お義理で買ったもので、タンザナイトだかなんだか分からないくらい小さい石ですが、ピンキーならまあこんなものでいいか、と未だに時々つけています。
タンザナイトの下についているのは、確かジルコニアの屑石だったと思うのですが、残念ながら今回新たに12月の石として加わったジルコンとは、名前は似ていても違うもののようです。
天然石ジルコン
ということで、ジルコンについても触れておきましょう。
12月の新たな誕生石ジルコン。
なんと、地球上でもっとも古い鉱物なんだそうです。
名前の由来は、アラビア語の「ザルクン」(=赤)、または、ペルシャ語の「ザル」(=金) + 「グン」(=色)だといわれますが、ジルコンの色はさまざまあるようです。
輝き具合がダイヤに近いそうです。
普段使いできる誕生石
わたしは、貴金属類への欲が薄く、ほとんど身に着けることがなかったのですが、誕生石くらいは普段から使ってみてもいいですね。
紀元前から珍重されてきたターコイズと、新しく12月の誕生石に加わったタンザナイトが手元にあるので、次はラピスラズリとジルコンが欲しいところです。
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